ترجمة سورة الرحمن

الترجمة اليابانية - سعيد ساتو

ترجمة معاني سورة الرحمن باللغة اليابانية من كتاب الترجمة اليابانية - سعيد ساتو.

慈悲あまねき*お方、
かれがクルアーン*を教えて下さり、
人間を創造しされ、
彼に(自分の内面にあるものの、)説明を教えて下さった。
太陽と月は(精密な)計算のもとに(運行し)、
草と木¹は、サジダ*する²。
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1 この「木」とは、「茎(くき)や幹(みき)のある植物」のこと。尚「星(ナジュム)」の解釈には、「茎や幹のない植物」という説もある(ムヤッサル531頁参照)。 2 この「サジダ*」については、蜜蜂章49,巡礼*章18とその訳注も参照。
そしてかれは天を上げ、秤¹を置かれた。
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1 この「秤」とは、公正さのこととされる。鉄章25も参照(イブン・カスィール7:490参照)。
あなた方が秤において、度を越さないよう。
そして重さを公正に量り、秤を損ねてはならない。
また大地は、それを創造物¹のために置かれた。
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1 この「創造物(アナーム)は、特に人間のこと、あるいはジン*と人間のことを指す、という説もある(アル=クルトゥビー17:155参照)。
そこには果実や、苞¹をつけたナツメヤシの木がある。
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1 「苞」とは、ナツメヤシの実がその中から出てくる、覆いの部分のこと(ムヤッサル531頁参照)。
そして茎葉を有する種粒と、芳しいもの¹が。
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1 「芳しいもの」については、出来事章89の訳注を参照。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
かれ(アッラー*)は人間(の祖アーダム*)を、陶土のような乾いた土からお創りになり、¹
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1 アーダム*が土から階段を経(へ)て 創られたことについては、アル=ヒジュル章26の訳注を参照。
ジン*(イブリース*)は、炎の混じり合ったもの¹から創られた。
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1 「炎の先」「混じり気のない火」といった解釈もある(イブン・カスィール7:492参照)。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
(アッラー*は)二つの東と、二つの西の主*。¹
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1 「二つの東」とは、それぞれ冬と夏に太陽が昇る地点で、「二つの西」とは、それぞれ冬と夏に太陽が沈む地点のことを指す、とされる(アル=バガウィー4:26参照)。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
かれは二つの海¹を出合わせて、合流するものとされた。
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1 この「二つの海」とは一説に、淡水と海水のこと(ムヤッサル532頁参照)。
その二つの間には、お互いに越え合うことのない障壁がある。¹
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1 一方の海は、別の海を越境(えっきょう)して、その水の特性を変えてしまうことがない、という意味とされる(ムヤッサル532頁参照)。識別章53も参照。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
その二つからは、真珠と赤珊瑚が産する。¹
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1 「赤珊瑚」には、「小さな真珠」「大きな真珠」といった解釈もある(アル=クルトゥビー17:163参照)。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
かれ(アッラー*)には、山々のような建造物である、海を走るもの¹が属する。
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1 高いマストと帆(ほ)を揚げた、船の描写(ムヤッサル532頁参照)。 相談章32-34も参照。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
そこ(大地)にある全てのものは、消え行く。
そしてあなたの主*の、高貴さと荘厳さを湛えた御顔だけが残る。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
諸天と大地にある者は、かれに(自分たちの必要なものを)乞う。毎日、かれは事にあたっておられる¹。
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1 「事にあたる」というのは、事を新たに始めるのではなく、(既に定めたことを)実現していくこと(イブン・ジュザイ2:394参照)。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
重き双方の者たちよ¹、じきにわれら*は、あなた方(の現世での行いの清算と報いの仕事)に、取りかかろう。
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1 「重き双方の者たち」とは、ジン*と人間のこと。その名称の由来には、「他の創造物に比べ、その重要な位置づけゆえ」「生前、死後を問わず、地上における荷物のような存在であるため」「罪という重荷を背負っているため」(アル=バガウィー4:336参照)「アッラー*に対する諸々の義務が課せられているため」(アル=クルトゥビー17:169参照)といった諸説がある。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
ジン*と人間の衆よ、もしあなた方が(アッラー*のご命令とご決定から逃れようと)、諸天と大地の端々から脱出できるのであれば、脱出してみよ。あなた方は(アッラー*の)権威なしには、脱出することなど出来ないのだ。¹
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1 これは復活の日*のこととも、現世でのこととも言われる(前掲書17:169-170参照)。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
あなた方双方には、業火からの無煙の炎と(溶けた)銅¹が送られ、助けを得ることはない。
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1 「無煙の炎」と訳した「シュワーズ」には、ほかにも「地獄から上がって遊離(ゆうり)した緑色の炎」「炎から生じたのではない煙」といった説もある。「銅(ヌハース)」については「炎を伴(ともな)わない 煙」「煮えたぎった油」などといった解釈もある(アッ=シャウカーニー5:182参照)。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
(復活の日*、)天が裂け、真紅となり、溶けた脂¹のようになる時(、あなた方は恐るべきものを目にする)。²
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1 「溶けた脂」という訳をあてた「ディハーン」の解釈には、「赤い皮」「赤毛の馬(季節によって色が変化するが、復活の日*の空も同様に色が変化する)」「油そのものではなく、それを撒(ま)いた時に見える様々な色」などといった諸説もある(アル=クルトゥビー17:173参照)。 2 復活の日*の天変地異については洞窟章47、ター・ハー章105-107、蟻章88,山章9-10,出来事章5-6,衣を纏(まと)う者章14,真実章13-15,階段章8-9、消息章20,巻き込む章3,衝撃章4-5なども参照。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
その日、人間もジン*も、自分の罪について、尋ねられることはない。¹
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1 アル=ヒジュル章92-93などにもあるように、クルアーン*の別の箇所には、アッラー*が彼らを問いただす描写が登場する。これに関しては、以下の様な回答がある:①一通り問いただされた後、彼らの口が封じられ、彼らの手や足が、彼らのしたことを話し出す(ヤー・スィーン章65とその訳注も参照。 ②その日、全知のアッラー*は彼らに、「あなた方はこのようなことをしたのか?」というような言い方ではなく、「なぜ、このようなことをしたのか?」と仰せられる(高壁章8の訳注も参照)。③これは、彼らを地獄へと連れて行く天使*たちのことで、彼らは質問などしない(イブン・カスィール7:499参照)。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
罪悪者たちは、その目印によって認められ、前髪と足を掴まれ¹(て、地獄へと放り投げられ)る。
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1 「前髪を掴まれる」という表現については、凝血*章15の訳注を参照。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
これが、罪悪者たちが(現世で)噓呼ばわりしている地獄。
彼らはそれ(火獄)と、煮えたぎる熱湯の間を回る。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
そして(清算の日における)自らの主*の立ち所を怖れ(、かれに服従し、かれへの反抗を断っ)た者には、二つの楽園がある。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
(果実をつけた豊かな)樹枝を擁する(、二つの楽園が)。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
その二つの(楽園の)中には、二つの泉が流れている。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
その二つの(楽園の)中には、あらゆる果実に二つの種類がある。¹
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1 この「二つの種類」の解釈については、「いずれも美味な二種類の果実」「瑞々(みずみず)しいものと乾燥したもの」「他の楽園に比べて、倍の楽しみがあることを示している」といった諸説がある(アル=クルトゥビー17:179参照)。また天国の民の食べ物については、ヤー・スィーン章57,サード章51,詳細にされた章31,金の装飾章73,煙霧章55,ムハンマド*章15,山章22,出来事章20-21,真実章23,人間章14,送られるもの章42なども参照。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
その内側が、重厚な絹地製¹の(敷き物である)寝床に寄りかかりつつ(、彼らはそこで楽しむ)。二つの楽園の果実が、(彼らの)手近にある中で。
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1 内側が重厚な絹地なのだから、その外側が素晴らしいのは言うまでもない。一説によれば、その外側は地上で比較できるものがないために、あえて言及されてはいない(アル=バガウィー4:341参照)。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
そこ(寝床)には、(自分の夫だけに)視線を定めた女性¹たちがいる。彼女たちには彼ら以前、いかなる人間も、ジン*も触れてはいない。
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1 「視線を定めた女性」については、整列者章48の訳注を参照。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
彼女たちは、まるでルビーと赤珊瑚¹のよう。
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1 「赤珊瑚」については、アーヤ*22の訳注を参照。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
一体、(現世での)善の報いは、(来世での)善に外ならないのではないか?
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
そして、その二つの(楽園の)外に、(もう)二つの楽園がある。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
(緑濃く)黒ずんだ二つの(楽園が)。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
その二つの(楽園の)中には、二つのほとばしる泉がある。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
その二つの(楽園の)中には、(各種の)果実、ナツメヤシの木、ザクロがある。¹
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1 天国の食べ物については、ヤー・スィーン章57、サード章51、詳細にされた章31、金の装飾章73、煙霧章55、ムハンマド*章15、山章22、出来事章20-21、真実章23、人間章14、送られるもの章42なども参照。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
それら(全ての楽園)の中には、善良で麗しき女性たちがいる。¹
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1 雌牛章25「純潔な妻」の訳注、および整列者章48、煙霧章54の訳注も参照。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
天幕の中に滞留させられ(守られ)た、色白の女性たち。¹
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1 雌牛章25「純潔な妻」の訳注、および整列者章48、煙霧章54の訳注も参照。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
彼女たちには彼ら以前、いかなる人間も、ジン*も触れてはいない。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
緑色のクッション¹と、精妙な敷き物に寄りかかりつつ(、彼らはそこで楽しむ)。
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1 「クッション(ラフラフ)」には、「天国の庭園」「敷き物」「ソファーの類」といった別の解釈もある(アル=バガウィー4:346参照)。
ならば(ジン*と人間よ)、あなた方双方は自分たちの主*の、いずれの恩徳を嘘呼ばわりするというのか?
高貴さと荘厳さを湛えた、あなたの主*の御名は、祝福にあふれていることよ。
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التفسيرات

سورة (الرَّحْمن) من السُّوَر المكية، وقد أبانت عن مقصدٍ عظيم؛ وهو إثباتُ عموم الرحمة لله عز وجل، وقد ذكَّر اللهُ عبادَه بنِعَمه وآلائه التي لا تُحصَى عليهم، وفي ذلك دعوةٌ لاتباع الإله الحقِّ المستحِق للعبودية، وقد اشتملت السورةُ الكريمة على آياتِ ترهيب وتخويف من عقاب الله، كما اشتملت على آياتٍ تُطمِع في رحمةِ الله ورضوانه وجِنانه.

ترتيبها المصحفي
55
نوعها
مكية
ألفاظها
352
ترتيب نزولها
97
العد المدني الأول
77
العد المدني الأخير
77
العد البصري
76
العد الكوفي
78
العد الشامي
78

* سورة (الرَّحْمن):

سُمِّيت سورة (الرَّحْمن) بهذا الاسم؛ لافتتاحها باسم (الرَّحْمن)، وهو اسمٌ من أسماءِ الله تعالى.

* ذكَرتْ سورةُ (الرحمن) كثيرًا من فضائلِ الله على عباده:

عن جابرِ بن عبدِ اللهِ رضي الله عنهما، قال: «خرَجَ رسولُ اللهِ ﷺ على أصحابِه، فقرَأَ عليهم سورةَ الرَّحْمنِ، مِن أوَّلِها إلى آخِرِها، فسكَتوا، فقال: «لقد قرَأْتُها على الجِنِّ ليلةَ الجِنِّ فكانوا أحسَنَ مردودًا منكم! كنتُ كلَّما أتَيْتُ على قولِه: {فَبِأَيِّ ءَالَآءِ رَبِّكُمَا تُكَذِّبَانِ}، قالوا: لا بشيءٍ مِن نِعَمِك رَبَّنا نُكذِّبُ؛ فلك الحمدُ!»». أخرجه الترمذي (٣٢٩١).

1. من نِعَم الله الظاهرة (١-١٣).

2. نعمة الخَلْق (١٤-١٦).

3. نِعَم الله في الآفاق (١٧-٢٥).

4. من لطائف النِّعَم (٢٦-٣٢).

5. تحدٍّ وإعجاز (٣٣-٣٦).

6. عاقبة المجرمين (٣٧-٤٥).

7. نعيم المتقين (٤٦-٧٨).

ينظر: "التفسير الموضوعي لسور القرآن الكريم" لمجموعة من العلماء (7 /550).

مقصدُ سورة (الرَّحْمن) هو إثباتُ الرحمةِ العامة لله عز وجل، الظاهرةِ في إنعامه على خَلْقه، وأعظمُ هذه النِّعَم هو نزول القرآن، وما تبع ذلك من نِعَم كبيرة في هذا الكون.

يقول الزَّمَخْشريُّ: «عدَّد اللهُ عز وعلا آلاءه، فأراد أن يُقدِّم أولَ شيءٍ ما هو أسبَقُ قِدْمًا من ضروب آلائه وأصناف نَعْمائه؛ وهي نعمة الدِّين، فقدَّم من نعمة الدِّين ما هو في أعلى مراتبِها وأقصى مَراقيها؛ وهو إنعامُه بالقرآن وتنزيلُه وتعليمه؛ لأنه أعظَمُ وحيِ الله رتبةً، وأعلاه منزلةً، وأحسنه في أبواب الدِّين أثرًا، وهو سَنامُ الكتب السماوية ومِصْداقها والعِيارُ عليها.

وأخَّر ذِكْرَ خَلْقِ الإنسان عن ذكرِه، ثم أتبعه إياه؛ ليعلمَ أنه إنما خلَقه للدِّين، وليحيطَ علمًا بوحيِه وكتبِه وما خُلِق الإنسان من أجله، وكأنَّ الغرض في إنشائه كان مقدَّمًا عليه وسابقًا له، ثم ذكَر ما تميَّز به من سائر الحيوان من البيان؛ وهو المنطقُ الفصيح المُعرِب عما في الضمير». "الكشاف" للزمخشري (4 /443).