ترجمة سورة الحجر

الترجمة اليابانية - سعيد ساتو

ترجمة معاني سورة الحجر باللغة اليابانية من كتاب الترجمة اليابانية - سعيد ساتو.

アリフ・ラーム・ラー¹。それは啓典と解明する²クルアーン*の、御徴(アーヤ*)。
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1 これらの文字については、頻出名・用語解説「クルアーンの冒頭に現れる文字群*」を参照。 2 クルアーン*は、最も素晴らしく、最も明白で、最も的確な意味の語によって、真実を「解明する」。尚このアーヤ*の「啓典」もまた、クルアーン*のことを指しているとされる(ムヤッサル262頁参照)。
不信仰だった者*たちは、自分たちが(現世で、)服従する者(ムスリム*)であったなら、と望むことになるかもしれない¹。
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1 「望むことになるかもしれないから、注意せよ」という警告と蔑(さげす)みの念を含む、アラビア語的表現。実際のところ、彼らは絶対にそう望むことになる(イブン・アーシュール14:11参照)。これが、いつのことかに関しては、「地獄に直面する時」「死ぬ時」「復活の日*」「罪深かったムスリム*が地獄から出されるのを、彼らが目にした時」といった諸説がある(イブン・カスィール4:524参照)。
(使徒*よ、)彼ら(不信仰者*たち)のことは放っておけ。(そうすれば、)彼らは食べ、(現世を)楽しみ、(空しい)期待が彼らを(アッラー*への服従とは別のことに)勤しませよう。(そうとなれば)彼らは、やがて(自分たちの悪い結末を)知ることになるのである。
(使徒*よ、不信仰者*たちが、早く懲罰を下してみよ、と挑んできたにせよ、)われら*がどんな町を滅ぼす時でも、そこには定められた期限があったのだ。¹
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1 同様のアーヤ*として、家畜章57-58、戦利品*章32、ユーヌス*章50、フード*章8、雷鳴章6、夜の旅章92、巡礼*章47、蜘蛛章53-54、サード章16、相談章18、階段章1-2なども参照。
いかなる共同体も、その(滅亡の)期限に先駆けることもなければ、遅れることもない。
彼らは(預言者*ムハンマド*に、嘲笑まじりに)言った。「訓戒(クルアーン*)を下された者よ、本当にあなたは、まさしく憑かれた者¹である。
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1 彼らは「『あなた方のご先祖が崇めていた(アッラー*以外の)神々を棄(す)て、私に従いなさい』という、彼の主張」、または「自分に訓戒が下されたという、彼の主張」、あるいは単なる嘲笑ゆえに、彼を「憑かれた者」と呼んだのである(アル=カースイミー10:3747参照)。
天使*を連れて来てみよ。もし、あなたが正直者の類いだというのなら¹」。
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1 家畜章8-9、111、夜の旅章92、識別章7も参照。
われら*が天使*を下すのは、真理¹と共にのみ。そして彼らは、そうすれば、(もはや懲罰を)猶予された者たちではなくなる。²
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1 この「真理」には、「クルアーン*」「アッラー*の教えの伝達」「懲罰」といった解釈がある(アル=クルトゥビー10:4参照)。 2 家畜章8とその訳注も参照。
本当にわれら*は訓戒(クルアーン*)を下したのであり、実にわれら*がまさしく、その守護者¹なのである。
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1 アッラー*ご自身が、クルアーン*をあらゆる改竄(かいざん)からお守りになる(ムヤッサル262頁参照)。詳細にされた章41-42とその訳注も参照。
(使徒*よ、)われら*はあなた以前にも確かに、昔の人々の各集団に(使徒*たちを)遣わした。
そして彼らのもとに使徒*が訪れた時は決まって、彼らは彼(使徒*)のことを嘲笑したものだった。
(それらの者たちと)同様に、われら*は(アッラー*を否定し、その使徒*を嘘つき呼ばわりした)罪悪者たち¹の心にも、それ²を差し込むのである。
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1 この「罪悪者たち」は特に、預言者*ムハンマド*の民のシルク*の徒のこと(ムヤッサル262頁参照)。 2 使徒*たちを嘲笑し、嘘つき呼ばわりしたことゆえに、不信仰を「差し込む」(前掲書、同頁参照)。
彼らはそれ(クルアーン*)を信じない。確かに昔の人々(に対するアッラー*)の摂理は、先んじた¹というのに。
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1 「昔の人々の摂理は・・・」については、戦利品*章38の訳注を参照。
もし、われら*が彼ら(マッカ*の不信仰者*たち)に天の扉を開けてやり、彼らがそこを昇り続け(、そこでアッラー*の王国の驚異を目の当たりにし)たとしても、
彼らは(、こう)言ったであろう。「私たちの眼は、封じられてしまったに違いない。いや、私たちは魔術をかけられた民なのだ」。
われら*は確かに、天に星座を設け、観る者のためにそれ(天)を飾り付けた。
そしてそれ(天)を、全ての追放された¹シャイターン*から、守った。
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1 「追放された」については、イムラーン家章36の訳注を参照。
しかし(彼らの内、天上界の言葉を)盗み聞きし、それで鮮明なる流星が追尾(して、焼殺)する者は別だが¹。
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1 ただし、それは啓示以外に関することであり、シャイターン*は盗み聞きしたことを占い師などに伝えた後、流星で撃たれたのだという(アル=クルトゥビー10:10-11参照)。詩人たち章223の訳注、整列者章6-10、王権章5、ジン*章8-9も参照。
また、大地はといえば、われら*はそれを広げ、そこに堅固な山々を置き、またそこに(最適の量に)調整された全てのもの(植物)を生育させた。
また、あなた方のため、そこに生活の糧と、あなた方がそれを養うわけではないもの¹を(創り)設えた。
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1 子孫、下働きの者、家畜などのこと。それらに糧を与えるのは、アッラー*以外にはない(ムヤッサル263頁参照)。
(僕を益する)いかなるものも、われら*の御許にこそ、その宝庫がある。そしてわれら*はそれを、決められた量しか下さない¹。
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1 アッラー*はそのご慈悲と英知に即した形で、諸益の宝庫からお望みの者に与えられ、お望みの者には控えられる(前掲書、同頁参照)。
われら*授粉の風¹を送り、天から(雨)水を降らし、あなた方をそれで潤した。あなた方が、それを貯めておく者ではないのだ²。
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1 風によって水が運ばれ、それが雲となって雨を降らす様が、風による雲の授粉に譬(たと)えられている。また風には木々の花粉を運び、授粉を促す役割もある(前掲書、同頁参照)。 2 アーヤ*21の訳注も参照。
そして本当にわれら*こそが、生かし、死なせるのであり、われら*が相続者¹なのである。
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1 この「相続者」については、イムラーン家章180「諸天と大地の遺産は・・・」についての訳注を参照。
またわれら*は、あなた方の内の先んじた者たちも確かに知っているし、後からやって来る者たち¹のことも確かに知っている。
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1 前者が「アッラー*への服従行為と善行によって、(アッラー*に)近づく者たち」、後者が「罪と悪行によって、(アッラー*から)遠ざかる者たち」という解釈もある(アル=クルトゥビー10:19参照)。
そして本当にあなたの主*こそは、彼らを(復活の日*に、清算と報いのため)召集される。本当にかれは英知あふれる*お方、全知者であられる。
われら*は確かに人間(アーダム*)を、変質した¹黒土が乾いたものから創った。²
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1 「変質した(マスヌーン)」の解釈には「湿り気があり悪臭のする」「撒(ま)かれた」「形づくられた」といった別説もある(前掲書10:21-31参照)。 2 クルアーン*の中では、アーダム*は「土」「泥土」「変質した黒土」「乾いた土」という、異なる性質の土から創造されたと言及されている。多くの解釈学者によれば、土が固まって泥土となり、それから時間が経って悪臭を放つ変質した黒土となり、それから乾いた土となる、という段階を経て、アーダム*が創られたのだとされる(前掲書10:21参照)。
そして、ジン*の祖(イブリース*)。われら*は彼をそれ以前に、無煙の熱い炎¹から創った。
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1 「熱風」という解釈もある(アル=バガウィー3:57参照)。
(使徒*よ、)あなたの主*が天使*たちに(こう)仰せられた時のこと¹(を思い起こさせよ)。「本当にわれは、人間(アーダム*)を変質した黒土が乾いたものから創ろう。²
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1 同様の情景を描写するアーヤ*として、雌牛章34-39、高壁章11-25、夜の旅章61-65、ター・ハー章116-123、サード章71以降も参照。 2 アーヤ*26の訳注も参照。
それでわれがそれを整え、そこにわが魂¹から吹き込んだら、彼にサジダ*²せよ」。
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1 この「魂」とは、霊妙(霊妙)な物質のこと。アッラー*はこの物質と共に、肉体に生を宿らせられる。尚「魂」が「わが」という、アッラー*の修飾を受けているのは、「アッラー*の雌ラクダ(預言者*サーリフ*の奇跡)」「アッラー*の館(カァバ神殿*)」などと同様、特別な栄誉を表しているためとされる(アル=クルトゥビー10:24参照)。 2 このサジダ*については、雌牛章34の訳注を参照。
すると天使*たちは皆、一斉にサジダ*した。
但しイブリース*だけは別で、彼はサジダ*する者たちと共にあることを拒んだ。
かれ(アッラー*)は、仰せられた。「イブリース*よ、あなたがサジダ*する者たちと共にないのは、どうしたことか?」
彼(イブリース*)は、申し上げた。「変質した黒土が乾いたものから、あなたがお創りになった人間¹にサジダ*するなど、私には相応しくありません」。²
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1 アーヤ*26とその訳注も参照。 2 高壁章12の訳注も参照。
かれ(アッラー*)は、仰せられた。「ならば、そこ¹から出て行くがよい。まさにあなたは追放された²者なのであり、
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1 楽園のこと(ムヤッサル264頁参照)。雌牛章35の訳注も参照。 2 「追放された」については、イムラーン家章36の訳注を参照。
本当にあなたの上には、報いの日*まで呪いがあるのだから」。
彼(イブリース*)は、申し上げた。「我が主*よ、では私に、彼らが蘇らされる(復活の)日*まで猶予をお授け下さい」。
かれ(アッラー*)は仰せられた。「それでは、実にあなたは、猶予される者の一人である、
(角笛¹に最初に吹き込まれる、)定められた時の日まで」。²
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1 この「角笛」については、家畜章73とその訳注を参照。 2 イブリース*の申し出が受け入れられたことについては、高壁章15の訳注を参照。
彼(イブリース*)は、申し上げた。「我が主*よ、あなたが私を誤らせたのですから、私は必ずや地上で、彼ら(アーダム*の子ら)に(、あなたへの不服従を)目映くして見せ、彼ら全員を必ずや、(正しい道から)踏み誤らせてみせましょう。
彼らの内、精選されたあなたの僕たち¹はその限りではありませんが」。
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1 「精選されたアッラー*の僕」については、ユースフ*章24の訳注を参照。
かれ(アッラー*)は、仰せられた。「これはわれへの、まっすぐな道である」。
本当に(精選された)わが僕たち、彼ら(の心を、まっすぐな道から迷わせること)に対し、あなたにはいかなる力もない。但し、踏み誤った者たちの内、あなたに従った者は別だが。
そして本当に地獄が、まさしく彼ら(イブリース*の追従者たち)全員の、約束の場である。
そこには七つの門がある。その各々の門には、彼ら(イブリース*の追従者たち)の内からの割り当て分があるのだ」。¹
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1 「門」とは、つまり「階層」のこと(アル=クルトゥビー10:30参照)。彼らは自分たちの行いに応じて、各層に入れられることになる(ムヤッサル264頁参照)。
本当に敬虔な*者たちは、楽園と泉の中にある。
(彼らにはこう言われる。)「平安と共に、安全にそこに入りなさい¹」。
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1 天国は、死、疲労、戯言(たわごと)、そこでの恩恵の消失、病気、悲しみ、不安など、あらゆる悩みの種から安全な場所である(アッ=サァディー431頁参照)。
そしてわれら*は、彼らの胸中にある憎しみの念を一掃する¹。寝台の上、互いに向かい合う²同胞として。
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1 「憎しみの念を一掃する」については、高壁章43の訳注を参照。 2 天国の民は互いに訪問し、集まり合い、お互いに向き合って背を見せることもない(前掲書、同頁参照)。
そこでは疲労が彼らを襲うこともなく、彼らがそこから出されることもない。
(使徒*よ、)わが僕たちに伝えよ、われこそは赦し深い者、慈愛深き*者であるということを。
そしてわが懲罰こそは、痛ましい懲罰であることを。
また(使徒*よ)、イブラーヒーム*の客人(人間の姿を借りた天使*)たちについて、彼らに伝えよ。¹
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1 同じ場所を描写するアーヤ*として、フード*章69-76、蜘蛛章31-32、撒き散らすもの章24-34も参照。
彼らが、彼(イブラーヒーム*)のところに入って来て、「(あなたに)平安を¹」と言った時のこと(を思い出せ)。彼は言った。「本当に私たちは、あなた方のことが怖いのです」。²
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1 「(あなたに)平安を」については、家畜章54の訳注も参照。 2 イブラーヒーム*はまず彼らの挨拶に応じ、それから彼らに食事を出したが、彼らはそれに手をつけなかったので「怖くなった」(ムヤッサル265頁参照)。フード*章69-70、撒き散らすもの章25-28も参照。
彼ら(天使*たち)は、言った。「怖がるのではない。実に私たちはあなたに、有識な男の子¹(の出産について)の吉報を告げるのだから」。
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1 イスハーク*のこと。フード*章71も参照。
彼(イブラーヒーム*)は、言った。「一体あなた方は、高齢に達した私に、(出産の)吉報をお告げになりましたか?一体あなた方は、何という(突拍子もない)吉報をお告げになるのでしょう?
彼ら(天使*たち)は、言った。「私たちはあなたに、真理の吉報を告げたのである。だから、絶望する者の類いとなってはならない」。
彼(イブラーヒーム*)は、言った。「(私は絶望などしませんし、)自分の主*のご慈悲に絶望するのは、(真理の道から)迷った者たちだけです」。
彼(イブラーヒーム*)は、言った。「では、あなた方のご用件は何なのでしょう、御使いたちよ」。
彼ら(天使*たち)は、言った。「本当に私たちは、罪悪者である民へと(、彼らを滅ぼすべく)遣わされたのです。
但しルート*の一族だけは別で、本当に私たちは、彼ら全員を必ずや救います。
しかし彼の妻は、その限りではありませんが。私たちは(アッラー*のご命令により)、まさしく彼女が残っ(て滅ぼされ)た者たちの一人となるよう、決めたのです」。
それでルート*の一族のもとに、御使いたちがやって来た時、¹
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1 彼とその民の間に起こった話については、高壁章80-84、フード*章77-83、詩人たち章160-175、蟻章54-58、蜘蛛章28-35、月章33-40も参照。
彼(ルート*)は、言った。「本当にあなた方は、見慣れない方々ですね」。
彼ら(天使*たち)は、言った。「いや(、怖がるのではない)、私たちは、彼らが疑わしく思っていたもの(彼らへの懲罰)を携えて、あなたを訪れたのである。
そして私たちは、真理と共にあなたのもとにやって来たのであり、本当に私たちは、まさしく正直者である。
ならば夜が更けてから、あなたの家族と共に(町¹を)出発せよ。また、あなたは彼らの後方につき、あなた方の誰一人として(、後ろを)振り向いてはならない。そして、あなた方が命じられている(安全な)所へと進むのだ」。
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1 「町」については、フード*章81の同語についての訳注を参照。
われら*は彼(ルート*)に、これらの者たちが朝を迎えた時には、一人残さず根こそぎにされるという、その裁決を知らせたのである。
そして町の人々が、(ルート*の客人のことを聞きつけて)心躍らせつつ、やって来た¹。
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1 この情景の詳細として、フード*章77-78とその訳注も参照。
彼(ルート*)は、言った。「本当にこの方々は、私の客人なのだ。ならば、私の面目を失わせないでくれ。
そしてアッラー*を畏れ*、私を辱めるのではない」。
彼ら(町の人々)は、言った。「一体、私たちは(あなたに警告し)、あなたに人々(を外から客人として迎え入れること)を禁じなかったのか?¹」
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1 別の解釈では、「(私たちが醜行を望んだ時に、)あなたに人々(と私たちの間に割って入ること)を禁じなかったのか?」(アル=クルトゥビー10:39参照)
彼(ルート*)は言った。「これら私の娘¹である。もし、あなた方が(望みを果たそうと)するのならば(、彼女らと結婚せよ)」。
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1 「私の娘」については、フード*章78の訳注を参照。
ーーあなた(預言者*ムハンマド*)の人生に誓って¹、実に彼らはまさしく、迷いの中で彷徨っているーー。
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1 これは、アッラー*の誓い(ムヤッサル266頁参照)。整列者章1の訳注も参照。
そして日の出を迎えた頃、彼らを(轟く)一声が捉えた。
それでわれら*は、それ(町)を逆さまに(ひっくり返)し、その上に(硬い)泥土からなる石を降らせた。
本当にそこにはまさしく、眼識ある者たちへの御徴¹があり、
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1 この「御徴」とは、アッラー*への反抗を恐れない者、ひどい悪行を犯すことにも意を介さない者に対しては、アッラー*もひどい懲罰で応じられる、という証明のこと(アッ=サァディー433頁参照)。
実にそれ(ルート*の民の町)は、まさに歴然たる道の途上にある。¹
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1 つまりその痕跡は明白に残っており、その道を通りかかる者が目にすることが出来る、ということ(アッ=タバリー6:4911参照)。整列者章137-138も参照。
本当にそこにはまさしく、信仰者たちへの御徴があるのだ。
また、本当に藪の仲間たち¹は、まさしく不正*者であった。
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1 「藪の仲間たち」とは、藪に囲まれた町に住んでいたシュアイブ*の民のこと(ムヤッサル266頁参照)。
それでわれら*は、彼らに報復した。実にそのいずれ(ルート*の町と、シュアイブ*の民の町)も、明白な道筋の途上にある¹。
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1 「明白な道の途上にある」については、アーヤ*76の訳注を参照。
また、アル=ヒジュルの仲間たち¹は、遣わされた者(使徒*)たち²を確かに嘘つき呼ばわりした。
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1 「アル=ヒジュルの仲間たち」とは、サムード*の民のこと。「アル=ヒジュル」はそもそも、石とか岩という意味(アッ=タバリー6:4914参照)。尚、サムード*と、彼らに遣わされた預言者*サーリフ*の間の出来事については、高壁章73-77、フード*章61-68、詩人たち章141-159、蟻章45-53、詳細にされた章17-18、月章23-32なども参照。 2 サーリフ*を指す「遣わされた者」が複数形になっていることについては、識別章37の訳注を参照。
そしてわれら*は彼らに、われら*の御徴¹を与えたが、彼らはそれに背を向けていた。
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1 この「御徴」は、サーリフ*の伝えることの真理を確証する、数々の証拠のこと。その一つが、巨大な雌ラクダであった(ムヤッサル266頁参照)。その詳細については、高壁章73とその訳注、フード*章64-68、詩人たち章155-157、月章27-29、太陽章13-14を参照。
そして彼らは安全に¹、山々を削って住居にしていた。
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1 「(山が崩れ落ちることなく)安全に」とか、「(アッラー*の懲罰から)安全に」といった解釈がある(アッ=タバリー6:4915参照)。
それで朝を迎えた時、彼らを(轟く)一声が襲った。¹
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1 サムード*に下された懲罰の詳細については、頻出名・用語解説の「サムード*」の項を参照。
そして彼らが稼いでいたもの¹は、(アッラー*の懲罰が下された時、)彼らの役に立つことがなかった。
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1 財産、岩山の堅固な砦(とりで)、力、地位などのこと(ムヤッサル266頁参照)。
われら*が諸天と大地とその間にあるものを創造したのは、真理ゆえに外ならない¹。そして(復活の)その時は、必ずや到来する。ならば(使徒*よ)、あなたは(シルク*の徒を)綺麗さっぱり見逃してやるのだ。
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1 イムラーン家章191「我らが主*よ・・・ありません」の訳注も参照。
本当にあなたの主*こそは、全ての創造者、全知者であられるのだから。
(預言者*よ、)われら*は確かに、反復される七つのもの¹と偉大なるクルアーン*を、あなたに授けた。
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1 「反復される七つのもの」とは、礼拝の中で毎回「反復される七つのアーヤ*」である、開端章のこと(アル=ブハーリー4703、ムヤッサル266頁参照)。
われら*が、彼ら(不信仰者*たち)の各種の者を楽しませてやった(現世の)ものに、決して視線を釘付けにするのではない。また、彼ら(の不信仰)ゆえに悲しまず、あなたの翼を信仰者たちに下ろしてやる¹のだ。
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1 「翼を誰かに下ろす」とは、その者に対する優しさや謙虚さを示す、修辞的表現(イブン・アーシュール14:83参照)。
そして、言え。「本当に私は、(あなた方にアッラー*を信仰すべき証拠と、その懲罰を)明白にする警告者である。
同様にわれら*は、分断する者たち¹にも(懲罰を)下したのだ。
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1 「分断する者たち」とは、クルアーン*のある部分は信じるが、別の部分は信じない、という啓典の民*や、それ以外の不信仰者*たちのことであるとされる(ムヤッサル266頁参照)。
クルアーン*を、ばらばらにした¹者たちに。
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1 「クルアーン*をばらばらにした」の解釈には、「アーヤ*90と同様の意味」「クルアーン*における彼らの意見を、『嘘』『魔術』『占い師の言葉』『詩』などという風に、『ばらばらにした』」「魔術と見なした」「嘘とした」といった諸説がある(アル=クルトゥビー10:58-59頁参照)。
あなたの主*に誓って、われら*は必ずや(復活の日*に)彼ら全員を問いただそう、¹
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1 食卓章109、および高壁章6の訳注も参照。
彼らが行っていたこと¹について。
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1 クルアーン*を「分析(アーヤ*90の訳注を参照)」したり、改変したり、偶像を崇めるなどのシルク*を行ったり、その他の罪を犯したりすること(ムヤッサル267頁参照)。
ならば、あなたに命じられたことを公けにし、シルク*の徒らに背を向けよ。¹
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1 「命じられたこと」とは、真理へと招(まね)くこと(前掲書、同頁参照)。一説に、このアーヤ*が下るまで預言者*と教友*たちは、イスラーム*の教えを公けにはしなかった(イブン・カスィール4:551参照)。
本当にわれら*があなたを、嘲笑する者たちから守った¹のだから。
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1 これは特に、預言者*を嘲笑したことゆえに滅ぼされることになった、マッカ*の不信仰者*らの長であった五人の男たちを指すと言われる(アル=クルトゥビー10:62参照)。
アッラー*と共に、別の神¹を配する者たち(から)。彼らは、(自分たちがした事の結末を)知ることになろう。
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1 「神」に関しては、雌牛章133の訳注を参照。
(使徒*よ、)われら*は確かに、彼らが(あなたとあなたの布教について)言うことゆえ、あなたが心苦しくなるのを知っている。
ならば、あなたの主*の称賛*と共に(かれを)称え*、サジダ*する者たちの仲間であれ。
そして、あなたに確然たるもの¹が到来するまで、あなたの主*を崇拝*するのだ。
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1 この「確然たるもの」とは、死のこと。そして預言者*ムハンマド*は、アッラー*からのこのご命令を文字通り守った(ムヤッサル267頁参照)。
سورة الحجر
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سورةُ (الحِجْرِ) مِن السُّوَر المكية، وقد سعَتْ هذه السورةُ إلى إقامةِ الحُجَّة على الكافرين في سنَّةِ الله في إرسال الرُّسُل، الذين أوضَحوا طريق الحقِّ والهداية ودعَوْا إليه، وبيَّنُوا طريقَ الغَوايةِ وحذَّروا منه، وجاءت هذه السورةُ بأمرٍ للنبيِّ صلى الله عليه وسلم بالاستمرار في طريق الدعوة، والدَّلالة على الله عز وجل؛ فالله ناصرُه وكافيه: {فَاْصْدَعْ بِمَا تُؤْمَرُ} [الحجر: 94].

ترتيبها المصحفي
15
نوعها
مكية
ألفاظها
658
ترتيب نزولها
54
العد المدني الأول
99
العد المدني الأخير
99
العد البصري
99
العد الكوفي
99
العد الشامي
99

سورةُ (الحِجْرِ):

سُمِّيتْ سورةُ (الحِجْرِ) بذلك؛ لذِكْرِ (الحِجْرِ) فيها، ولم يُذكَرْ في أيِّ سورة أخرى.

جاءت موضوعاتُ السورة على النحو الآتي:

1. سُنَّة الله تعالى في إرسال الرسل (١-١٥).

2. إقامة الحُجة على الكافرين (١٦- ٢٥).

3. بيان أصل الغَواية والهِداية (٢٦- ٤٨).

4. مَصارِعُ الغابرين (٤٩-٨٤).

5. الخطاب للرسول الكريم صلى الله عليه وسلم بالمُضيِّ في أمرِ الدعوة (٨٥- ٩٩).

ينظر: "التفسير الموضوعي للقرآن الكريم" لمجموعة من العلماء (4 /93).

مِن مقاصدِ السورة: وصفُ الكتاب بأنه في الذِّروة من الجمعِ للمعاني، الموضِّحةِ للحق من غير اختلافٍ أصلًا، وأقرَبُ ما فيها وأمثَلُه وأشبَهُه بهذا المعنى: قصةُ أصحاب (الحِجْرِ).

وكذا مِن مقاصدها: تثبيتُ الرسول صلى الله عليه وسلم، وانتظارُ ساعة النَّصر، وأن يَصفَحَ عن الذين يؤذونه، ويَكِلَ أمرهم إلى الله، ويشتغِلَ بالمؤمنين، وأن اللهَ كافِيهِ أعداءَه.

ينظر: "مصاعد النظر للإشراف على مقاصد السور" للبقاعي (2 /20) ، "التَّحرير والتنوير" لابن عاشور (14 /7).